黒澤明が記者から「監督にとって映画とは何ですか?」と質問を受けて、
「マスコミは、いつもあなたにとって映画とは何ですか?なんてくだらない質問をしてくるけど、映画とは映画ですよ!」
と怒りながら答えていた。
この正しさ!
あらかじめレトリックを求める質問はただの言葉遊びだし、言葉遊びの中でも最低レベルの言葉遊びだということがわからない無神経な人間は常に存在する。
これは「映画のことはどうでもいいので、他の映画以外のもので説明してみろ」という質問だ。
怒って当然だろう。
先日、あるロックバンドがNHKで「あなたにとってロックとはなんですか?」と問われて、「人生」とか答えていた。
このバカ。まったくロックじゃない。
この質問の意味は「ロックのことなんかどうでもいいし、ロックのことなんかわかんねーから、なんかロック以外のものでわかるように説明してみてよ」ということだ。
こんな失礼な質問には「ロックとはロックだ!fuck!」だろ。
「人生とはロックだ」ならまだ許せても「ロックとは人生だ」は許せない。
この違いがわからないのは本当のバカだ。
「あなたにとって〜とはなんですか?」
これは人をいつでも思考停止に陥らせる最強最悪な質問だ。
考えているふりが出来て実は何も考えなくてよい。
この質問をする人間は100%バカと認定してよい。
「あなたにとって、あなたにとってなんですか、という質問はなんですか」
I hate “ I hate plastic bag ” bag.